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冬の感染症に注意/ノロウイルス

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最終更新日: 2019/11/26
豊後高田 感染症

ノロウイルス  

カキ等の二枚貝を汚染し、年間を通じて食中毒の原因となるほか、しばしば大規模な集団感染を引き起こします。食品から人だけでなく非常に感染力が強く、患者の嘔吐物や便を介して感染します。空気感染や接触感染(汚染された器具等も)も起きます。
潜伏期間
24~48時間
流行時期
最近は年中発生を認めますが、特に11月頃~発生増加しはじめ、12月~3月が発生のピークとなります。
主症状
激しい下痢・嘔吐・吐き気・腹痛・発熱等
通常3日以内に回復しますが、症状が消えても1~3週間程度は糞便中にウイルスが排泄されるため2次感染に注意が必要です。
予防
◆調理や食事の前、トイレの後には石鹸・流水で十分(最低30秒以上)手を洗いましょう。
◆手洗い後のタオルの共有はやめましょう。
◆ノロウイルスが含まれている恐れのある二枚貝(カキ、シジミ、アサリ、ハマグリ、
ムール貝等)は十分加熱して食べましょう。加熱の目安は中心温度85℃で1分以上
です。調理後の器具はしっかり洗浄・消毒しましょう。

消毒  

ノロウィルスの処理・消毒には、塩素系消毒薬が有効です。便や嘔吐物はペーパータオル等で取り除き、ビニール袋に入れ、残った便や嘔吐物の上にペーパータオルをかぶせ、消毒液で汚染場所を広げないようによく拭く。ウイルスは乾燥すると空気中に漂い、これが口に入って感染することがあるので、便や嘔吐物を乾燥させないことが重要です。
* 集団感染の場合には、ビニール手袋・マスク・ガウンを着用し、トイレ清掃しましょう。
簡単な消毒液の台所用塩素系漂白剤(5%)を原液とした場合の作り方
通常のお掃除用
(調理器具やドアノブ、手すりなど)
1ℓのペットボトルに水を入れ、キャップ1杯(5ml)の漂白剤を加える(0.02%)
汚染がひどい場所用
(嘔吐物や糞便が付いた床、衣類など)
500mlのペットボトルに水を入れ、キャップ2杯(10ml)の漂白剤を加える(0.1%)
注意事項
①使用するときはビニール手袋をし十分換気をしましょう。
②酸性のものを混ぜると有毒な塩素ガスが発生するので絶対に混ぜないようにして下さい。酸性の洗剤との混用は絶対に止めて下さい。
③薄めた消毒液は作り置きしておくと効果が薄れてしまうので、子供の手の届かない冷暗所で保管、早めに使用しましょう。その都度作ることがオススメ。
④金属を腐食させる可能性があるので、拭いたあとは必ず水で二度拭きをすること忘れないように。

脱水症状の予防と下痢や嘔吐への対処法  

  • 水分補給に心がけましょう。吐き気が強く飲めない時は、スプーン等で少量ずつ小分けにしてあげましょう※「経口補水液」という糖質や電解質を含む飲料水が販売されています。子供さんや高齢者がいる場合は、買い置きをしておくといいかもしれません。
  • 特に乳幼児は吐いた物で窒息しないよう、寝かせる時は必ず顔を横に向けてください。
  • 特に乳幼児は吐いた物で窒息しないよう、寝かせる時は必ず顔を横に向けてください。※下痢をしている人の入浴は一番最後にし、まずお尻から洗いましょう。
  • 患者の便や嘔吐物を処理する時は、使い捨ての手袋とマスクを着用しましょう。殺菌には熱湯あるいは0.02~0.1%の次亜塩素酸ナトリウム(※市販の塩素系漂白剤)を使用します。(消毒を見てください。)
    感染情報センター等参照
    豊後高田 感染症