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- 冬の感染症に注意/RSウイルス感染症 へ行く。
- 1 (2012/02/10 (金) 03:10:58)
RSウイルス感染症
RSウイルスによって引き起こされる乳幼児の代表的な呼吸器疾患。
生後1歳までにほぼ半数の子供が感染し、2~3歳までにほぼ全ての子供が経験します。
家庭内でも高い率で感染することが明らかになっており、大人になっても再感染を繰り返します。但し、小さい子供ほど細気管支炎や肺炎など重症化しやすく、注意が必要な感染症です。
- 潜伏期間
- 4~6日
- 流行時期
- 例年11月下旬~12月上旬ごろに始まり、1月~3月頃にピークがみられます。
- 主症状
- 感染後4~6日の潜伏期ののち、鼻汁、咳(せき)、発熱などの上気道症状が現れます。3割程度の人はこのあと炎症が下気道まで波及して、気管支炎や細気管支炎を発症し、咳の増強、呼気性の喘鳴(ぜいぜいする)、多呼吸などが現れてきます。
すべての患者さんの1~3%が重症化し、入院治療を受けます。心肺に基礎疾患がある小児は重症化しやすいとされます。通常は数日~1週間で軽快します。
新生児も感染して発症し、がんこな無呼吸を起こすことがあるので注意が必要です。また、細気管支炎にかかったあとは、長期にわたって喘鳴を繰り返しやすいといわれています。
細気管支炎
細気管支炎は、肺に近い気道(細気管支)にRSウイルスが感染し、様々な症状を起こす病気。
- 主症状
- 水のような鼻汁
鼻づまり
ひどい咳、むせるような咳
呼吸数が多くなる多呼吸や肋骨の下がへこむ陥没呼吸などの呼吸困難
呼吸をさぼる無呼吸
細気管支炎では38.5℃以上の発熱は少ないですが、咳がひどいのが特徴