*熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ) [#g3ee7518]
&color(Red){&size(18){■■};&color(Aqua){&size(18){鬼の築いた石段};};&color(Red){&size(18){■■};};};
紀州熊野から田染にお移りになった権現さまは霊験あらたかで、近郷の人々はお参りするようになってから家は栄え、健康になりよく肥えていた。
その時、何処からか一匹の鬼がやって来て住みついた。鬼はこのよく肥えた人間の肉が食べたくてしかたないが権現さまが恐ろしくてできなかった。しかしどうしても食べたくなってある日、権現様にお願いしたら、「日が暮れてから翌朝鶏が鳴くまでの間に下の鳥居から神殿の前まで100段の石段を作れ、そしたらお前の願いを許してやる。しかし出来なかったらお前を食い殺すぞ」と言われた。
権現さまは一夜で築くことはできまいと思って無理難題を申しつけられたのだが、鬼は人間が食べたい一心で西叡山に夕日が落ちて暗くなると山から石を探して運び石段を築き始めた。真夜中頃になると神殿の近くで鬼が石を運んで築く音が聞こえるので権現さまは不審に思い神殿の扉を開いて石段を数えてみるともう99段を築いて、下のほうから鬼が最後の100段目の石をかついで登ってくる。
権現さまは、これは大変!かわいい里の人間が食われてしまう何とかしなければ!とお考えになり、声高らかに、コケコウーロと鶏の声を真似られたら、鬼はあわてて「夜明けの鶏が鳴いた、もう夜明けか、わしはこのままでは権現さまに食われてしまう、逃げよう」と最後の石をかついだまま夢中で山の中を走り、1里半ほど走ってやっと平地に出たが、息が切れて苦しいので、かついだ石を放ったら石が立ったまま倒れないのでそこを立石(杵築市山香町)と呼ぶようになった。鬼はそのまま倒れて息が絶えた。
これを聞いた里人たちはこれで安心して日暮しが出来る。これも権現さまのおかげと、岩に彫った大日さまのお加護であると朝夕感謝するようになった。
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:所在地|豊後高田市田染田染平野
:アクセス|市街地より 15km・約20分
:駐車場|30台(無料)
:拝観料金|200円
:参拝時間|08:30~17:00(11月~4月)
08:30~17:30(5月~10月)
:ホームページ|---
:問い合わせ|0978-26-2070
:コメント|とにかく普通の石段をイメージしないで下さい(^^; 石段の石は大小様々・並び方もバラバラです。
ヒールで観光。。。ヒール折れるかも知れません!ヒールより足が心配かな (^^;
登り口で&color(Red){杖を貸してくれる(無料)};のでメチャ体力に自信のある方以外は借りた方が良いと思います。 (^_-
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- 登るのにちょっとしんどいけど、森林浴で癒されます &heart; -- &new{2007-11-01 (木) 01:02:36};
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