ホーランエンヤ
豊後高田が島原領であった頃、年貢米を島原や大坂蔵屋敷へ回送船で運んでいた人々は、航海の安全祈願とお礼参りのために、旧正月2日の朝、小舟に満艦飾を施し、屈強な若者が裸になり、鉢巻きを締め、真っ白な褌に腹帯を巻き、片舷6丁立ての12丁の櫓で、桂川を勇壮に漕ぎ上がり、若宮八幡宮に参詣した。ホーランエンヤは、その行事が連綿として今日に至った物。
江戸時代中期から伝わる元旦早朝に行われていた新年を祝う勇壮行事。(潮の関係により現在は元旦には行われなくなったらしい。)
大漁旗や万国旗などで彩られた宝来船に締め込み姿の若者が乗り込み「ホーランエンヤ エンヤサノサッサ」の勇ましい掛け声で船を漕ぎ、川岸の観客より祝儀が出れば漕ぎ手の若者が寒中の桂川に威勢よく飛び込み、受け取りに行く。
船からは沿道の観客めがけて大量の紅白の縁起餅がまかれる。商店街などでも関連イベントが催され、多くの見物人で賑わう。大分県選択無形民俗文化財に指定されています。
【2007年撮影 撮影者:成志可】
- 開催日
- 2019年1月6日(日)
- 時間
- 9時20分 磯町出船
- 会場
- 大分県豊後高田市桂川一帯
- アクセス
- JR宇佐駅からバス10分、バス停:豊後高田→徒歩5分
車で→宇佐別府道路宇佐ICから国道10・213号経由で25km25分 - 問い合わせ先
- 豊後高田市商工観光課 tel 0978-22-3100
2010年1月3日に開催されたホーランエンヤ
2008年1月13日に開催されたホーランエンヤ
約22,000人の観客で大盛況!!遠方の方々も観に来られていたようです。
◆2009年1月11日(日)のホーランエンヤにWeb上での写真家として有名な 佐伯市のパノラマンさんが来られました。 すばらしいホーランエンヤの写真・動画を多数公開してくれました。 パノラマンさんのホームページ:新年の勇壮な行事豊後高田のホーランエンヤ |